レトロの元祖 門司中央市場の歴史は大正8年(1919年)に門司救護会が開設した日用品市場に遡ります。 その後大正10年(1921年)に門司市(現北九州市門司区)に寄贈され門司最大の公設市場となりました。大正12年(1923年)に関東大震災が発生した際、 難を逃れて来られた人々でとても賑わいました。太平洋戦争末期の大空襲により焼失してしまいましたが、戦後、民間の手で復興し、2度の移転と建替えを経て昭和32年(1957年)4月現在の鉄筋コンクリートの建屋 、昭和33年(1958年)の関門自動車トンネルの開通した年にアーケードも完成しました。その1年後に門司市柳町(現北九州市門司区柳町)に大里中央市場をオープンさせました。 現在、大里中央市場は1件のみの営業となっています。(現在大里中央市場とは別組織の為直接の関係はありません)レトロの元祖 門司中央市場は現在も当時の建屋とアーケードを 使用しています。
門司中央市場は様々な業種のお店の並ぶ商店街です。長さは庄司中央通りを挟んで75mの細長い小道が2本計150m長あります。 市場内の通路は私有地であり公道ではありません。店舗区画は80区画あり創業時は76店舗でスタートしました。 以前は生鮮を中心とした食料品店が軒を連ねていましたが、ここ十数年で廃業が増え22店舗まで減りましたがここ数年で26店舗になっています。 昨今は雑貨店や飲食店がオープンしています。市場内の通路には空調を整備し、2016年に通路照明のLED化、2018年に水道主管の交換と 全店舗のシャッターを白で統一し塗り替え作業をいたしました。公設市場から続いていた十数店の店舗も現在では1店舗になりました。
レトロの元祖 門司中央市場には小市場を支えて下さった方々がいらっしゃいます。 とりわけ、九州女子大学家政学部人間生活学科の前田修吾教授と 「門司港プロジェクト」に参加された学生の皆様、北九州市の担当部署の皆様には大変お世話になりました。 市場全店舗のシャッター塗装も率先して行って下さり、北九州市の塗装組合様に 声を掛けて頂き「塗装の日」イベントとして白く塗り替える変えることが出来ました。 また、子供まつりも定期的に開催して頂きました。その他大勢の皆様のご尽力のおかげでレトロの元祖 門司中央市場 は再興しつつあります。